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自転車用ドライブレコーダーの Rideye が届いたのでレビュー

去年(2013/10)頃話題になり、KICKSTARTERで資金調達をしていた、自転車用ドライブレコーダー Rideye が到着しました。

もっともオーダーしたのは2014/08頃でしたが、ようやく2014年末辺りに発送され始め、2015/1に手元に届きました。

Rideye
自転車用ドライブレコーダーの Rideye が届いたのでレビュー
HOME The black box camera for your bike. Prove the truth with Rideye.

主なスペックとしてはまさにドラレコという感じ。

  • アクシデント発生の検出センサー搭載
  • ボタン一つのシンプルな操作性
  • ループ録画で容量の心配がない
  • フルHD対応(1080P)撮影
目次

フォトレビュー

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USBポートは下部にゴム製の蓋でカバーされています。

操作ボタンは上部に一つだけ。色々状態を知らせるLEDが一箇所だけ光ります。青と赤に光りますが結構小さい。重さは結構ズシっときます。

最初のデザインからだいぶ変わりました。結構プロトタイプの段階のデザインに惚れ込んでオーダーした部分もあるんですが、これもこれでなかなか洗礼されててかっこいいです。

また、購入後に固定マウンタが到着しました。

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元々のマウンタは本体を引っ張りあげると回転させることができ、カメラの方向を360°変えることができるのですが、それがアダとなって、走行中のカメラへの振動を増幅しているようで、ブレが大きく発生していました。

このマウンタは設置後に方向を変更できませんが、ネジでしっかりと固定してしまうタイプです。

取り付け後に変更は出来ませんが、元のマウンタの問題が解決されるため、ブレを低減できます。

動画

オリジナルのマウンタ(引っ張りあげて方向を変更できるタイプ)

固定マウンタ(ネジでしっかりと固定されるタイプ)

それぞれのマウンタで同じ道を同じように走行してみました。

ロードバイクのリジッドサスなので、路面の振動はモロに拾いますが固定マウンタのほうが、跳ね上がるようなブレが低減されました。

ちなみにこの動画は 720p 設定での録画です。YouTube 側で変換がかかってしまったので若干劣化しています。

実際の映像はもう少しクリアで、十分な画質です。

操作

操作マニュアルは英語だけですので、ザックリと和訳しつつ操作感のレビューです。

特に説明はいらないと思いますが、ハンドルバーにバンドを巻きつけて固定します。

また、シートポストへ設置するためのマウンタも別売しているので、2台購入して前後に設置することもできます。

操作は上部にあるボタンだけで行います。

LEDが青く光り、バッテリーの状態を教えてくれます。その後赤く点滅し録画が開始されます。

電源を切るときは3秒ほど押し続けます。

この本体の容量は 8GB で、およそ 1.5 時間分録画することができますが、製品仕様でループ撮影を行うため、事実上容量を気にせずに動作が可能です。

(解像度設定によって変化するかもしれません)

内部的には5分間区切りのシーケンスで録画されます(5分おきの動画ファイルに分割される)

衝突時、またはボタンを押した場合、その5分間のシーケンスかその次の5分間のシーケンスがプロテクトされます。

データアクセス

データの取り出しは、マイクロ USB 接続で行います。

接続すると LED が青く光り、充電が開始されます。充電するときはこのまま放置です。

今はデータ転送を行いたいので、ボタンを1回おします。

LED が赤く光り(青も光るので紫のように見えます)モードが切り替わります。

パソコン側でUSBドライブとして認識されるので、中身にアクセスすることができるようになります。

中には DCIM/ と FORMAT/ というディレクトリがあり、ビデオは DCIM/ に入っています。

それぞれビデオのファイル名に意味があり、

****.MOV (例:23020001.MOV) 通常の録画ファイル

G***.MOV (例:G0000001.MOV) 衝突検知によってプロテクトされたファイル

P***.MOV (例:P0000001.MOV) ボタン操作によってプロテクトされたファイル

となっています。

上の動画撮影時、特に衝突や急ブレーキをしたわけではないですが、停車したタイミングで G (衝突検知)がついたファイルが保存されていましたので、衝突検知も大丈夫そうです。

FORMAT/ には FORMAT.TXT, RESO.TXT, TIME.TXT が入っていて、設定が記述されています。

本体の設定はコレを書き換えて保存し、再起動することで設定の変更をおこないます。

FORMAT.TXT

no と書かれている場合は起動時にフォーマットをしません。フォーマットする場合は yes に書き換えて起動します。

RESO.TXT

解像度の設定ができます。1080p, 720p, 480p と記述することで設定できます。

テキストを保存したら Rideye を PC から外すと反映されます。

TIME.TXT

ビデオの下部に入る時刻の設定です。

設定したい日時を {4桁の年}{2桁の月}{2桁の日}{2桁の時}{2桁の分}{2桁の秒} で記述します。

(2015年1月3日 9時10分20秒 なら 20150103091020 と記述)

保存したら PC との接続はそのままで、赤いLEDが消えるまでボタンを3秒ほど押します(青いLEDは光ったままです)。

もう一度ボタンを押して電源をいれると TIME.TXT の時刻が反映されます。

トラブルシューティング

赤いLEDが素早く点灯したままの状態は、保存領域不足の表示です。

プロテクト動画を削除するか、カメラのフォーマットしてください。

ファームウェア

届いた当初はなかった気がする FW96650A.bin というのが公開されていました。

(http://www.rideye.com/manual の Firmware Update の項)

ただ、本体のファームウェアより新しいのかわからなく、変更点はなんなのか書いてないので更新は見送っています。

(FW96650A.bin で検索すると SJ4000 という GoPro風アクションカムの情報がでてきます。同じカメラモジュールを使っているのでしょうか)

更新の仕方は、ファームウェアのファイル(FW96650A.bin)をカメラのルートディレクトリにコピーし、FORMAT.TXT を yes に書き換えて保存します。

PCに接続したまま、赤いLEDが消えるまで(青はついたままです)ボタンを3秒ほど押し続けたら、もう一度押して Rideye を起動します。

ファームウェアのアップデート中は黄色い LED が光ります。大体30秒くらいかかり、アップデートが完了するとPCに再認識されます。

使用感

何日か使ってみた感じで気がついたことは、停止時に衝突判定が機能することがあるので、プロテクトされた動画がいつの間にか溜まってしまい、いざ使おうとしたら容量オーバーで録画できなくなってしまいました。

定期的にデータをチェックして削除する機会は設けないといけませんね。

本体側でデータ消去できるといいかもしれません。いや、出来ないほうが誤消去しなくていいのかな…。

まだ使い始めたばかりですので、何か気がついた点があれば引き続き追記して行きたいと思います。

自転車といえど車両扱いですから、こういった事故防衛はまさに備えあって憂いなしという感じです。

ループ撮影でも 1.5 時間はビデオが残るので、GoPro のような車載ビデオとしても使えそうです。

GoPro のブームをキッカケに Sony や SHIMANO などからスポーツカメラが出てきましたが、こういった製品、もしくは機能をもった製品も出てくると自転車運転の安全意識も高まるんじゃないでしょうか。

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