先日、セキュリティスペシャリストの試験を受けてきました。
実務で役に立つ業務に従事してないんですが、やはり基本的な知識を持ち合わせているのとそうでないのでは考えかたにも差は生まれるだろうし、プロとして知識はしっかりと身につけておきたいものです。
こんなトピックいまさらもいいところなので、備忘録的にだけ残しておきます。
過去問題
情報処理技術者試験公式サイトです。ここではシラバスや試験要項などが確認できますが、それよりも過去問題がダウンロード出来ます。
しかも無料なので時間が許される限り解きまくります。
もちろんセキュリティスペシャリストに限らず他の試験の過去問もありますので、他試験を受けるときにもどんどん活用していきましょう。
午前試験対策
試験対策は正直言って、とにかく過去問を解きまくり、成れてしまうのが一番です。
午前試験に関しては4択ですし、例年何度も同じ問題が出ているので暗記と反射でクリアできるようにしてしまいます。
私のケースでは通勤電車の行き来のなかで、一年分の問題用紙をプリントアウトしたものを持って、問題を見ただけで反射的に答えられる程度まで繰り返し解きました。
計算が必要な問題も幾つか出てきますが、コレすらも例年同じ問題が出ているので暗記してしまってよいです。
(まぁ一回くらいは真面目に解いてみて、正解に納得しておくとなお良いです)
慣れれば10分〜15分程度で一年分は終わるので、スキマ時間(通勤電車内、お昼休みなど)でどんどん解いていきましょう。
他にもスマホで利用できる出題サイトやアプリなんかもあるのでそれらも活用できます。
午後試験対策
さて、大変なのは午後問題です。初見では全く歯が立ちませんでした。
こちらは例年違う問題がでるので、解き方を訓練しないといけません。
求められる解答をどのように記述すればいいのかわからなかったのです。
答えを見てみて「あーそれはわかってたけど書き方が分からなかった…」とか「そんなことでいいなら答えられた…」という感じで、なんとも悔しい思いでした。
しかし、何年分か解いていくと、だんだんと答え方がわかってきます。
実はお決まりの答え方というのがあるようで、こう問われたらこう返す、みたいなパターンがあります。
午後試験の突破はこの感覚を身につけさえすれば、どんな問題が出題されても合格できるでしょう。
逆に、過去問を暗記したようなやり方をやっていると、出題に面食らってパニックになってしまうかもしれません。
過去問題解説
さて、過去問とその解答は無料で手に入るので、過去問のやりこみは無料でできますが、解説が欲しいところです。
まずはできるできないを気にせず一巡してみて、分からない単語について調べて覚える。
午前問題は他にも解説しているサイトはあるので、自分で見やすいサイトを参考にするとよいでしょう。
午後問題の解説はほとんど見つかりません。
自分で分析してみるのも力になりますが、分からないものにいつまでも粘っていては時間が勿体無いので、午後試験問題の解説がついた本くらいは購入しましょう。
パーフェクトラーニング過去問題集シリーズが一番多くの年度を掲載しているのでおすすめです。
知識解説
一つ一つのトピックが丁寧にわかりやすく解説されているので、まずはじめに読んでみる、もしくは知識の再確認にちょうどよいサイトです。
書籍
定番の二冊を利用しました。
まずは基本的な知識を得るために「情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト」を読みこみます。
可能な限り読み込むのがいいですが、2周位はして、7,8割くらいの内容を頭に叩き込みました。
分厚いので持ち運びには苦労しますが、必要な知識は全て得られるし、過去問を解きながら辞書的にも使えるので、コレ一冊で充分だと思います。
次に、ポケットスタディシリーズは正直初めて読むにはクセがあり、頭に入ってきにくいです。
これは過去問をある程度消化し始めてたタイミングでスキマ時間を使って読み進める感じです。
この本のコンテンツに「即効サプリ」という「記述問題に対する解答の定石」があります。
記述がキモの午後問題は、分からないわけではないけれど、どう解答すればいいのかわからないことがよくありました。
(屁理屈な性格が余計に手伝って、余計に点数もらえなさそうな解答ばかりしてしまう…)
しかし、コツみたいなものがあり、そのフレームワークに沿うことで、回答できるようになっていきました。
P.S.
12/31 に合格者照会を行った結果、合格していました!
前回受けた時はやはり記述がボロボロで、解答できたつもりでも全然得点になっていませんでした。
やはり記述は慣れとコツが必要ですので、過去問をやり込むのが一番良いとおもいます。