AliExpress という Alibaba.com がやっている個人向けの海外通販サイトがあるのですが、
このサイトでカスタムオーダーのサイクルジャージを注文してみました。
この記事はその流れの備忘録と誰かの参考になればというものです。
オーダーを依頼したショップ
今回依頼したショップの商品はこちらです。
注文時には日本円で一着で 1,475円(?!) で表示されていました
(もしかしたら値段は変わるかもしれませんし、すでに販売を受け付けていない可能性があります)
国内でオーダーを受けているサイトだと安くても一着1万円くらいからなのでとても破格です。
(もちろん生地や縫製の質、サポートの手厚さなどに差はあるでしょうけど、この価格は魅力的です)
メッセージでやり取りを開始する
この手順が正しかったどうかはわかりませんが、商品説明を読んでもオーダーの仕方がわからなかったので、とりあえずメッセージを送ってみました。
まずはこちらが希望するデザインで作成してもらいたいので、テンプレート的なものを手に入れなければ始まりません。
すると「Illustratorは使えるか？」と言われ「はい」と答えると、aiファイルを送ってきました。
私は Affinity Designer という Illustrator を互換で編集できるソフトを使っていたので、まぁなんとかなるだろと思っていました。
開いてみるとなんだか壊れていたのか、Affinity Designer では開けないのか(プレビューが壊れていたので多分ファイルがおかしい)、
その旨を伝えたところ、png 形式を送ってきました。
デザインを作成
*.png のテンプレートをもらったところで、Affinity Designer で線のトレースを行い、
一度テンプレートとして起こしてからデザインを落とし込みました。
(最初からまともな *.ai ファイルが貰えていれば…)
そして、一通りデザインが出来上がったので、ファイルを送りました。
どのようなファイルで入稿したらいいのかわからなかったので、とりあえず pdf と eps 形式で出力したものを送りました。
値段について
デザインの入稿ができたので、どうしたらいいかと聞いたら通常通り購入を進めてくれとのことなので、通常通り購入フローを進めていました。
ここでちょっと決済に戸惑って、オーダーだけしたが、決済が済んでない状態となってワタワタしていたら、なんと金額が修正され、数千円ほど上乗せされていました。
「どゆこと？」とメッセージで尋ねると「新しいテンプレを作成するための作業料として必要」とのこと。
まぁそれでも一着 3,000 円弱程度に収まるので、そうゆうことならと受領。
(10着以上だったら元の値段で受けられるとのこと。最初から商品説明に書いてほしいな…)
しかし、通常通り決済が完了していたらどうなっていたのか…追加で支払いを求められていたのかな。
追記： どうやらAnother Payment Methodを選択して決済すると、購入処理まで進むので、
その注文の価格をショップが修正して、そのオーダーに対して支払うというのがやり方のようでした。
支払い方については事前に直接確認したほうがいいでしょう。
デザインレビュー
先方が渡したデザインを元に製作テンプレートに落とし込むとのことで、2日ほど待ちました。
テンプレートに落とし込んだプレビューを見せてもらって、良さそうなのでOKを出しました。
が、直前で CMYK カラーについてあまり意識していなかったことに気が付きました。
しかし、自分で直接 CMYK カラーで入稿できるわけでもないので、各箇所の CMYK カラー値を伝えて設定してもらうことに。
その上で再度プレビューを出してもらって、確認して、OK を出しました。
そして発送へ
OKを出してから2日で発送の通知が届きました。早いです。
今回は $3 で EMS に出来たので通常の配送よりも早く届くはずです。
(China Post だと早くて2週間から4週間くらいはかかる…)
到着！
発送から7日程度で手元に届きました！
発色もいい感じですね。にじみもないし、いい出来です。
脇はメッシュ素材の柄が出てましたがまぁいいと思います。
やり取りが多少煩雑だったものの、デザイン決定からはだいぶ早かったように思います。
(業者や時期に左右されるところは大きそうですが)
まとめ
今回依頼したショップの製品はこんな感じでした。
おおよそ一着 2,000 円 〜 3,000 円くらいでオーダーできるショップは他にもあります。
おそらくは生地のタイプや種類が異なると思われますが、商品説明に書いていなければ写真レビューを見たり、直接サンプルの写真を見せてもらったりするしかないですね。
最初のテンプレート入手からわざわざテンプレートを起こしたりと余計な手間が入ってしまいましたが、基本的にはこんな感じでやり取りをすればいいと思います。
どのショップも同じ対応とは限りませんが、そこは評価とレビューを参考にしてお店選びをしてみてください。
今回選んだショップは生地の詳細がよくわからず、届くまで確認できませんでしたが、心配ならば説明の乗っているショップでお願いするといいと思います。
(今更ながら最初に聞いてみても良かったのかもしれない)
気兼ねなく量産してみたり、高品質な国内でオーダーする前のプロトタイプとして作ってみるなど、安いなりにも使い勝手は良いと思います。
また、パーカーやTシャツ、まくらなど、好きな画像をプリントしてくれる業者も結構ありましたので、何か機会があればこちらも試してみたいと思います。